研究の結果
■入浴中における心肺停止状態の発生件数は年間約17,000人と推計(※)
■夏と比較して、冬の入浴中の急死が多い(※)
※東京都健康長寿医療センターの調査より
脱衣室・浴室・湯温の温度条件が異なる2つの条件で高齢者が入浴し、健康指標を測定しました。
右記の温度条件で入浴し、健康計測を実施しました。
脱衣室・浴室を暖めた条件①では、暖めていない条件②と比べて、入浴時の最高血圧変動幅が小さくなり、入浴死が起こりにくくなる可能性を確認しました。
脱衣室・浴室が暖かくぬるめの湯温では、入浴中及び入浴後の脈拍数が有意に低く、変動も小さくなり、身体への負担が少ない入浴方法である可能性を確認しました。
脱衣室・浴室が18℃では不快に感じる人が多い一方、暖房で25℃に暖めると快適との回答になりました。また、脱衣室・浴室が25℃の場合、湯温が39℃でも快適を得られていることがわかりました。